中国ECで大活躍の決済サービス、Alipayとは?

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中国事情リポート 第2回

~中国で大活躍の決済サービス、Alipayのご紹介~

 

今回は、中国のECサイト決済でよく使用されている決済サービス、Alipay(支付宝)についてご紹介します。実は、第1回でご紹介した中国で一番使われているチャットアプリ、WeChat(微信)にも決済機能が付帯しており、さらに、元々決済機能だけであったAlipay(支付宝)にもチャット機能が付帯したため、正直、この2つのサービスに差が無くなりつつあります。
ただ、中国の主要なECサイトであるタオバオ(淘宝)やTモール(天猫)での決済のメインは未だにAlipay(支付宝)あるため、中国のECサイトをよく使う方にとっては、引き続き重要な決済ツールであることは間違いありません。

 

Alipayの読み方

まずは、基本の基本からご紹介します。
Alipayは日本語では、アリペイと読み、中国語では支付宝と表記し、ジゥーフーバオと呼ばれています。中国人に対しては、Alipay(アリペイ)と言ってもわからない場合が多いのでご注意ください。その場合は、ジゥーフーバオ(支付宝)と言ってあげてください。

 


画像引用元:http://baike.baidu.com/link?url=0SA5DUg_2lTRG21nuK7l8NToO4U5rO99qfzISCGNdEYZvQXkzh3HkXa63PDTnDvHthLpK-6g5Ei1xhVYvY-aQc-5bXzeFQEGJV0xmZitWv-N24kd6kCZC_UqJ-kmhTkBb9jHnaW708M4ZsnhBrDeSq

 

スマホ版のAlipayは、もはやWeChatと使い方がほとんど同じ

Alipay(支付宝)は、元々はただのネット決済サービスでした。中国で最大のC2CのECサイト、タオバオ(淘宝)で商品を購入するにあたり、買い手と売り手の両方のリスクを軽減させるために導入されました。

まず、買い手はタオバオのショップで商品を購入するためにAlipay(支付宝)を通して支払います。すると、そのお金を一旦Alipay(支付宝)が預かります。そして、売り手から無事商品が届き、買い手がそれを確認したことをAlipay(支付宝)に通知した後に、代金が売り手側に支払われるという仕組みとなっています。

このように、中国ECの発展、特にタオバオ(淘宝)の発展と共に成長してきたAlipay(支付宝)ですが、スマホ時代の到来とともに大きな変化が訪れます。ほとんどのスマホユーザーがWeChat(微信)を使い出したこと自体は影響がなかったのですが、そのWeChat(微信)が決済機能も付帯したのです。今では、コンビニ、タクシー、レストラン、ホテルなど、多くのオフラインショップでは、WeChat(微信)による決済が主流です。そこそこ大きなお店の場合は、WeChat(微信)とAlipay(支付宝)の2つともカバーしていることがほとんどですが、どちらか一方の場合は、大抵はWeChat(微信)のみを対応しています。

 


画像引用元:
http://wiki.mbalib.com/wiki/%E6%94%AF%E4%BB%98%E5%AE%9D

 

このためか、いつの間にかスマホ版のAlipay(支付宝)も負けじとWeChat(微信)と同じようなチャット機能ができました。ただ、こちらを使っている人はほとんど見たことがありません。かつて、同じテンセント社のサービスではあるものの、QQがWeChat(微信)に取って変わられたように、大勢の人が一つのチャットサービスを使い始めると、他のチャットサービスはほとんど利用されなくなる傾向にあります。

このように、全体的にやや劣勢なAlipay(支付宝)ですが、PCにおけるネット決済はまだまだAlipay(支付宝)のイメージの方が強く、また、スマホの場合は、アプリの中に貯まったお金を銀行に戻す際、WeChat(微信)の方は2016年3月1日から払い戻し手数料が必要になったこともあって、手数料を取られることに不満を感じている人たちの間では、スマホであってもAlipay(支付宝)をメインに使う人がいます。ただ、それでもWeChat(微信)ペイを使う人が多いという印象があります。

Alipay(支付宝)の魅力、Alipay(支付宝)とWeChat(微信)ペイとの関係もとても一回では書ききれませんので、今後も折に触れてご紹介したいと思います。

 

鈴木陽介
アイデアポート・グループ代表
www.ideaport.com.hk
※本記事の写真はすべてイメージです。本記事の目的は、現在の中国や中国人について個人的な意見を述べているだけであり、内容の真偽については責任を負いません。本記事が提供する情報につきましては、読者自身のご判断によりご活用ください。

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