みなさんはついつい完璧主義になっていませんか?

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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第67回
~『力の抜きどころ』(古川武士著)を読んで学んだこと~
 
続けられるかどうかは、完璧主義をやめられるかどうかがポイントです。
 
本書は、『続ける力』、『捨てる力』などの著書で有名な古川武士さんの本です。彼は習慣化のコンサルタントであり、本書も何事も続けることが大事であるという観点から書かれています。
 
皆さんもご存じのとおり、読書オタクは毎週土曜日の19時(中国時間)にこのビジネスハブ香港で記事を発表しておりますが、手前みそで恐縮ですが、これもある意味習慣化に成功した一例として数えても良いと思います。
 
実は、週一は難なく達成できる私も、あることを毎日続けるということができません。言い訳ではありますが、日によって忙しい日とそうでない日の差が激しく、たとえ数分しかかからないことであっても、忙しいことを理由についついやり逃してしまうことも多いからです。そして、それが続くと、もういいや!となっています。
 
今回の引用箇所をお読みいただければ、私の上記の例は完璧主義のダメな例に数えられてしまうと思いますが、一方で、一週間に一回や一ヶ月に一回というような頻度であれば、基本的にずっと続けることができます。
 
ただ、私も昔からできていたわけではありません。以前は、何事も続けることができないというコンプレックスがあり、無視できない悩みでもありましたが、転機は約10年前にジムに通い出した時に訪れました。
 
当初は、月に何回でも使い放題のプランで入会し、週2~3回ペースで通っていたのですが、多忙や面倒臭いなどの理由で、結局行く頻度が減ってしまいました。ただ、それではお金がもったいないからと言って辞めてしまったら、またこれまでと同じになってしまうと思っていたところ、月5回だけ使えるというプランがあることを知り、それに変更しました。
 
月5回なら、週一回通えばちょうど良いですし、また、たとえある週に忙しくて行けなくても、別の週に2回行けば損することはないと思い、月5回のプランに変更しました。
 
その後は、その作戦?が功を奏し、忙しくて行けない週もありましたが、余裕のある週は週二回行くなど、月5回というペースを見事に守り通すことができました。
 
大事なのかここからで、この週一なら続けられるというのは、他のことにも共通するかもしれないと思い、この習慣を横展開しました。そうしたら、基本的にすべて成功しました。種類が多くても、同時進行でも、一週間に一回なら続けられたのです。この時の経験は、中国に来てから毎週日曜日に欠かさずに中国語教室に通うことができたことにつながっていると思います。
 
まぁごたくはこの辺にして、本書で特に気になったところを以下に引用致します。
 

画像引用元:https://pixabay.com/ja/水-ドロップ-液体-スプラッシュ-ウェット-クリーン-クリア-1759703/
 
【この本のポイント!】
 
完璧主義の人は 一発勝負で考える
上手に力を抜く人は 確率論で考える
 
さまざまなチャレンジはすべて確率論です。すなわち、確率が低い勝負であってもそれを繰り返し行っていけば、いつかは負ける確率が下がってどこかで勝てるのです。
 
ただ、多くの人はそのような努力を五十回、あるいは百回続けません。しかし、もしチャレンジしても失うものがなければ、勝負をし続けることです。
そうすれば必ず勝てます。私は多くの有名タレントや有名経営者にインタビューする機会を得ましたが、ほんとうに、すべての人に共通するのが、
この「じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけん」の精神です。(中略)
 
打ち手を複数持つようにする
 
完璧主義の人は、一つの打ち手で失敗しないようにがんばります。
しかし、失敗を恐れるあまりに、数を試すことを忘れてしまいがちです。
上手に力を抜く人は、一つのことに百%を求めず、失敗も受け入れながらいくつかの施策を試し、全体でうまくいけばいいと考えます。(中略)
 
『力の抜きどころ』P146~P150
 
 
完璧主義の人は 心が折れやすい
上手に力を抜く人は 徐々に精度を上げる
 
孫泰三さん(孫正義さんの実弟)は、ガンホーの創業者で「パズル&ドラゴン」(パズドラ)をヒットさせました。
パズドラをヒットさせるまでには、長い年月がかかっているのですが、そのことはあまり知られていません。
実は、同社は、ケータイゲームの会社がどんどん撤退していった中、開発を根気強く続けたことで成功を収めたのです。
孫泰三さんは、これをがっかりタイムを乗り切ると表現しています。
がっかりタイムとは、次のようなものです。
努力と成果はすぐに直結すると考えがちですが、実際は努力し、粘り強く続けた結果、一気に成果が出始めるタイミング(ぶっちぎりポイント)がやってくるという発想です。
 
新しいことにチャレンジしようとする時は、試行錯誤の繰り返しの過程で徐々にうまくいくようになるものです。
だからこそ、その試行錯誤をどれくらい長く続けられるかで、仕事の上達も変わってきます。(中略)
 
少しずつブラッシュアップしていけばいい
 
仕事では「うまくいかない……」という事態とたくさん向き合う必要があります。
完璧主義の人は、今日一日の結果について「できた」「できなかった」と評価しがちですが、グレーゾーンがないと常に、「できなかった」という自己否定の連続で疲弊します。そして、途中で投げ出してしまいがちです。
今、一つ一つがうまくいかなくても、学び続ければ、必ず少しずつ前進していきます。
それを一ケ月、三ケ月、半年、一年、三年、五年と、もしも継続したとしたら、どうなっていくでしょうか?
 
小さな一歩でも、続ければ、かけ算効果でどんどん成果は拡大していくのです。
だからこそ、少しずつ磨き上げていくことが重要なのです。
 
上手に結果を出す人は、一ミリでも進んでいることを喜び、成果が出るまでにはがっかりタイムがあることを踏まえ、ただ淡々と努力を続けます。
 
そういう人が、ぶっちぎりポイントを迎え、周りと圧倒的な差をつけるのです。
 
『力の抜きどころ』P151~P156
 

画像引用元:https://pixabay.com/ja/アイスランド-ホッキョクギツネ-動物-野生動物-かわいい-冬-雪-1979445/
 
何かを続けることができるかどうかは、いくつかポイントがあると思います。
 
前提としては、そのことが好きかどうかというのが大きなウェイトを占めるかと思いますが、その他の要素としては、失敗しても気にしないというか(もちろん、同じ失敗を繰り返さないように反省はすべきだと思いますが)、基本的に何事も失敗することを前提に進めるという心構えが大事だと思います。
 
誰でも失敗するのは嫌ですし、失敗するとそれ見たことかと心無い言葉を投げかける人も少なくありません。また、ゼロからやり始めたものは、基本的に最初の方は実績も何もありませんし、体制面や内容面も充実しておりませんので、ダメ出ししてやろうと思っている人か見れば格好の餌食です。ただ、そのように人の批判ばかりしている人というのは、物事の弱点を見抜くことができるため、基本的には頭が良い人なのでしょうが、多くの場合は、物事の悪い面やリスクばかりが見え過ぎてしまい、他人の批判や計画ばかりに終始しているだけの取るに足らない人です。
 
では、このような状況に打ち勝つためにはどうすれば良いのでしょうか?それは実は簡単です。とにかくやると決め、それを続けることです。言い換えれば、投げ出したり逃げたりしないことでもあります。
 
私の好きな言葉に「千里の道も一歩から」というのがありますが、他人の批判ばかりして立ち止まっている人は、最初は偉そうにいろいろと言ってきますが、こちらがそれに耐えてどんどん進めることで、たとえ、途中失敗していろいろとバッシングを受けたとしても、試行錯誤しながらも半年、一年、三年と時が経った頃には大きな差がつくため、最終的には黙らせることができます。
 
それは当然で、相手は口だけで何も前に進んでいないからです。このような場合、止まっているだけだからプラスでもマイナスでも無いと思いがちですが、たとえ何もしなくても、同じところに立ち止まっているだけでも、時だけは必ず進みます。つまり、時代は常に前に進んでいるため、立ち止まっているということは、自動的に後ろへ後退しているということになるのです。つまり、普通に前向きに取り組んでいるだけでようやく現状維持であり、本当の意味で前進するためにはしゃにむに頑張る必要があります。
 
いつもながら取り留めのない話になってしまいましたが(汗)、何かを成し遂げたければ、誰に何と言われようが、とにかく続けてください。他人の批判や侮辱に対抗する方法は、立派なもっともらしい説明ではありません。とにかく、覚悟を決めてやっていることを続け、結果を出して黙らせるしかありません。
 
皆さんも何かをやると決めたら、ぜひ途中でくじけずに、完璧主義は捨てて、まずは続けられる方法で続けることを第一としてください。
 
一介の読書オタクより
 

画像引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4799315900/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1512774755&sr=1-1&keywords=%E5%8A%9B%E3%81%AE%E6%8A%9C%E3%81%8D%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D
 
参考図書:『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』
発行年月:2014年11月
著者:古川武士(ふるかわ・たけし)
発行所:中央精版印刷
 
※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。

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