続けられる方法で続けましょう!

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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第46回

~『「続ける」習慣』(古川武士著)を読んで学んだこと~

 

やっぱり、継続は力なり

 

みなさんは今毎日続けていることはありますか?毎朝ジョギングしている人もいるでしょうし、毎日日記(今どきはブログですね)をつけている人もいるでしょうし、毎日決まった時間に出勤している人もいるでしょう。何気ない行動ですが、これらは継続することに意味があるようです。

これらのような意識して行っている習慣がある一方で、あまり意識せずに行っている習慣もあります。たとえば、食事や睡眠などです。宮本武蔵のように風呂に入らないことはできるかもしれませんが、それでも食事や睡眠なしで生きていくことはできませんので、食事や睡眠を毎日継続すること自体は難しいことではありません。

他方で、ひとことで習慣と言っても、良い習慣と悪い習慣があります。前述の食事と睡眠でいえば、食べ過ぎ飲み過ぎや夜更かしや朝寝坊は悪い習慣の典型ですし、腹八分目や早寝早起きは良い習慣でしょう。その他では、ネットサーフィンや無駄なミーティングなどはやめるべき習慣でしょうし、定期的な運動や読書などは続けるべき習慣だと思います。

ただ、続けるといってもやみくもに続ければ良いわけではありません。とにかく、何かを続けるだけでもひと苦労なのです。苦労して続けて、ようやく習慣にしても、その得た習慣があまり役に立たない習慣であれば、せっかくの苦労が水の泡です。だとすれば、習慣づくりに取り組むために何に気を付けなければならないか。本書にその答えとなる部分を見つけましたので、以下に引用します。

 


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【この本のポイント!】

 

「農業ビジョン」で習慣の種をまこう

(中略)昔々ある村に2人の農夫がいました。
1人の農夫は、ジャガイモ、大根、ホウレンソウ、小松菜、キュウリ、ナスビなど30日~90日程度で収穫できる野菜のみを大量に栽培していきました。農夫の家族は十分なおなかを満たして、かつ近隣の人にも配れるほどの野菜を手にしました。
もう1人の農夫は、同様に比較的早く収穫が見込めるジャガイモ、大根、ホウレンソウ、小松菜、キュウリ、ナスビなどの栽培に60%、同時にカボチャ、タマネギ、ゴボウ、ニンニクやメロン、スイカ、イチゴといった収穫に約半年かかる野菜・フルーツに30%、収穫に数年かかる柿、桃、リンゴの木の育成に10%の時間を費やしました。

5年後、それぞれの農夫の家庭の食卓はまったく違う様子になっています。
目先の収穫を重視した農夫は、相変わらず短期で収穫できる野菜に絞っているため、食材にバリエーションがなく栄養バランスも偏ります。
一方、短期・中長期の収穫をバランスよく考えていた農夫の食卓は青ネギ、大根、トウモロコシ、トマトをはじめとした野菜から、柿、メロン、イチゴ、桃などのフルーツまで、豊富な食材であふれています。

■長期的なビジョンで習慣を身につける

2人の農夫に大きな差がついた理由は「ビジョン」の有無と言いえるでしょう。
短期で収穫できる作物と長期で収穫できる作物を組み合わせ、豊かな食生活を実現させる。そのビジョンを持っていれば、色々な種をバランスよくまけるのです。

習慣も同じで、直ぐに結果が望めるものもあれば、3~10年後に結果がでるものもあります。豊富な収穫を得た農夫と同様、中長期も視野に入れて、様々な習慣の種をまいておきたいものです。
そのためには、5年後、10年後、どんな人間になりたいのか、どんな夢を手に入れたいのか、仕事でどんな成果を手にしたいのかを明確にしておきましょう。長期ビジョンが明確になれば、自ら手にすべき習慣(どんな作物を生育するか)も決まってきます。

短期的な習慣、中長期的な習慣の違いは、以下のように説明できます。

・短期的習慣
(中略)習慣では、「すぐに結果を出すために必要な習慣」がこれにあたります。たとえば、片付け、貯金、テレビをつけない、メールチェックの回数を減らすなどです。こしたビジネスにおいて即効性のある習慣は必ず必要になります。

・中期的習慣
(中略)習慣で言えば、時間管理、日記、資格取得などがこれにあたります。

・長期的習慣
(中略)習慣で言えば、読書や人脈拡大、健康管理などがこれにあたります。

これらをふまえて5年後、10年後のあなたのビジョンを描いてみましょう。
(仕事、家族、人間関係、経済、余暇、健康の要素を含め)

『「続ける」習慣』P46~50

 


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要は、習慣についてもビジョンが必要だということです。長期的なビジョンというと、どうしても仕事の目標や将来の夢などと連想してしまいますが、習慣についてもビジョンを持ったうえで習慣化に取り組みなさいということのようです。

ただ、言うのは簡単ですが、実行するのは大変です。たとえば、死活問題である食事や睡眠であっても、決まった時間と決まった量を継続するというのは非常に困難です。

食事の場合は、特に朝食がとても大事だと言われていますが、朝の忙しさにかまけておにぎりやパン1つや、フルーツ1個などで済ませてしまっている人が多いでしょうし、そもそもダイエットや朝食抜きの習慣?などの言い訳で食べない人も大勢います。一方で、本来であればほとんど食べなくても良い夕食を大量に摂ることで、その満足感と引き換えにもっと大事な健康を損なっているのです。また、胃や腸にとっては食べ過ぎは禁物ですが、毎日同じ時間に食事を摂るというのもとても大事だそうです。ただ、これも様々な理由で継続するのは非常に困難だといえます。

睡眠の場合は、これまた食事以上にコントロールが難しいです。なぜなら、何を食べるか、どれだけの量を食べるかというのは、ほとんどの場合は自分でコントロールできますが、寝る時間や量については、他人による影響がかなりを占めます。

疲れているから早く寝たくても、試験が迫っていたり、仕事の納期が迫っていたりして寝る時間が遅くなることもあるでしょうし、また、友人や同僚との付き合いで、夜遅くまで食事やアルコールの付き合いが続くこともあるでしょう。
また、出張で列車や飛行機に乗るためにまだ明るくなる前に家を出ることもあるでしょうし、友人やお客様を迎えに行くためにいつもより早く起きなければいけない時もあるでしょう。

このように、日々の生活に欠かせない食事や睡眠ですら決めたことを継続するのは並大抵のことではありませんが、それでも、「健康」という長期ビジョンに立って取り組む場合とそうでない場合とでは、その達成度の違いは火を見るよりも明らかでしょう。

 


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また、継続するというのは、絶対に毎日続けなければならないのでしょうか?
答えは、否(NO)です。

もちろん、何を続けるかというビジョンは最も大事ですが、次に大事なことは「続ける」ことであって、どのようなペースで続けるかというのは、続けることと比べたら重要ではありません。もっと言えば、続けられる内容で、続けられるペースで続ければいいのです。そんなユルい感じでいいのか?と思うかもしれませんが、無理して、毎日大量にやっても、それが負担となって3日坊主や1ヶ月で終わってしまっては元も子もありません。であれば、1週間に1回でも1ヶ月に1回でも構いませんので、とにかく続けることが大事だと思います。

ちなみに、読書オタクは何かを毎日続けることはできません。ただ、1週間に1回を続けることは可能です。なので、読書オタクのこのシリーズも1週間に1回のペースで発行しています。

ただ実は、これは言い方といか、考え方の違いだけでして、その1週間に1回のことを7個もち、それをそれぞれ違う曜日に当てはめたとしたら、全体では毎日続いていることになります。

私はあることを毎日続けることは無理です。それは当の昔に悟ってあきらめました。ただ同時に、週一なら必ず続けることができることも発見したのです。私はこの読書シリーズの他にも週一回を継続している習慣がいくつかありますが、ある意味、自分の性格というか、習慣を逆手に取って、うまく継続という波に乗せることが出来たと自分でも感心しています。

みなさんも、頑張り過ぎないで、自分のペースで続けることで、やがては偉大な習慣を築くことができると思います。まずは自分のペースの限界を知るところから始めてみてはいかがでしょうか?

 

一介の読書オタクより

 


画像引用元:https://www.amazon.co.jp/30%E6%97%A5%E3%81%A7%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B-%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B-%E7%BF%92%E6%85%A3-%E5%8F%A4%E5%B7%9D-%E6%AD%A6%E5%A3%AB/dp/4534047703/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1500090807&sr=1-1&keywords=%E3%80%8C%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%80%8D%E7%BF%92%E6%85%A3

 

参考図書:『「続ける」習慣』
発行年月:2010年11月
著者:古川武士(ふるかわ・たけし)
発行所:日本実業出版社

※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。

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