それでも今は平和な時代のようです

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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第143回

~『世界のニュースがわかる! 図解地政学入門』(高橋洋一著)を読んで学んだこと~

 

令和の時代も平和な時代となるか?

 

時代が令和になってから一ヶ月が経ちました。
何で目にしたかは忘れましたが、令和の前の元号である「平成」と今の「令和」とをつなぎ合わせ、最初と最後の文字だけくっつけると「平和」になるということです。

さすがにそこまで狙っていたとは思えませんが、本書は地政学に関する本であり、平和に関する本というよりは、どちらかというと争いごとに関する内容がメインだと感じますが、大事なのはこれらの知識を皆がどう活かすかということだと思います。

読書オタクとして、できる限り異なるジャンルの本を読むことを心がけていますが、どうしてもビジネス関係の本が多くなってしまいます。そういう意味では本書はテイストがややことなっていますが、前置きが長くなりましたので、以下に今回特に気になった箇所を引用します。

 


画像引用元:
https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2-%E4%B8%AD%E6%9D%B1-%E5%9C%B0%E5%9B%B3-%E5%9C%B0%E7%90%83-1034467/

 

【この本のポイント!】

 

なぜ、戦争になるのか?
今は少しはマシな「平和な時代」なのか?

なぜ、今まで数多の戦争が起こってきたかといえば、人が「より広い、よりよい土地」を求めてきたからだ。
しかし、今や世界の趨勢は「不戦」に向かっている。つまり、積極的に戦って土地を奪うより、戦争を避けようという力学が働きはじめている
いったいなぜなのか。
戦いに懲りた人類がより「賢く」なり、戦いを避けて共存共栄することを目指すようになったからといえる。(中略)

トップ21位のうち、死者の絶対数でいうと1位は第二次世界大戦だ。
しかし人口換算後のランキングを見ると、1位は中国唐の時代(8世紀)に起こった「安史の乱」で、実際の死者数3600万人は人口換算後には4億2900万人にも達している。(中略)
ピンカーはこれらの点に注目し、今まで戦争を起こし残虐の限りを尽くしてきた人類だったが、20世紀以降はぐんと平和的になってきたと指摘しているのである。

 

「民主主義国家同士は戦争しない」という国際理論

(中略)もちろん、民主主義国家同士は「絶対に戦争をしない」わけではない。
しかし、民主国家は独裁国家に比べ、「戦争を起こす確率が絶対的に低い」といえる。なぜなら、民主主義という政治システムは、基本的に戦争とは相容れないからだ。

ピンカーも指摘していることだが、民主主義国家では「個人の価値」が「国家の価値」に勝る。
つまり、一国のリーダーがが、みずからの欲や名誉のために自国民を動員し、他国に進出するという独断専行が下されにくい政治システムなのだ。(中略)
戦争を避け、他国とうまくやっていくには、いろいろな可能性を考えてみなくてはいけない。そのために、異なる考えを持つ複数の政党が寄り集まり、民衆によって選ばれた政治家たちが、話し合いによって国の方針を決める。(中略)

20世紀になって、人類はそれ以前に比べるとマシで、少し平和的になった。それは、民主主義という政治システムが成熟し、定着しつつあるからだ。(後略)

『世界のニュースがわかる! 図解地政学入門』P29~P35

 


画像引用元:
https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9-%E4%BC%9A%E8%AD%B0-%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%AE%A4-%E5%85%A5%E9%96%80-1828124/

 

ここにもう一つ付け足すなら、戦争は割に合わないと思う人が多くなっているということだと思います。実際、戦争も歴史を経てどんどん大規模化してきています。もはや、ちょっと気に入らないからと言って戦争を始めるわけにはいきません。

それに、戦争をすると庶民派駆り出される一方、たとえその戦争に勝っても得をするのは戦争を決めた人たちだけで、庶民派家族を失ったり、戦費やその後の重税に苦しんだりと、良いことはほとんどありません。

もちろん、相手が責めてきたら、国や家族を守るために損得勘定を捨てて戦うのでしょうが、少なくとも、戦争を仕掛けるという行為は、為政者の都合で決まり、たとえ負けても一番苦しむのは一般庶民です。

そういう意味では、本引用箇所に書かれている通り、世界的にもどんどん平和な世の中になってきているというのは良い傾向だと思います。

最近の東アジア情勢を鑑みると、以前と比べると不穏な空気が強まっていると思いますがとにかく全面的な争いに発展することだけは避けなければいけないでしょう。

一介の読書オタクより

 


画像引用元:https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E5%9C%B0%E6%94%BF%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E6%B4%8B%E4%B8%80/dp/4860638204/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E5%9C%B0%E6%94%BF%E5%AD%A6+%E5%85%A5%E9%96%80+%E9%AB%98%E6%A9%8B&qid=1563092868&s=books&sr=1-1

 

参考図書:『世界のニュースがわかる! 図解地政学入門』
発行年月:2015年12月
著者:高橋洋一(たかはし・よういち)
発行所:あさ出版

※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。

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