第34回 「上海セミナ 今後の中国SCMシステム」

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先日、中国上海にて、今後の中国における製造業に必要なシステムについてのセミナを開催した。50名を超える参加者があり、JETROからは、現在およびこれからの中国経済をアセアンのそれに比較して説明があった。興味深かった内容は、

1. 反日以後、中国への日系企業の投資は下降の一途をたどっていたが、ここにきて下げ止まりをしてきた。
2. 中国民営企業のアセアン市場への進出が続いている。
3. 中国の製造業はタイのそれと同じ問題(人件費の高騰・品質問題)を抱えている。

当社としては現在開発途上にあるAsprova SCMについて、いくつかの事例とともにその機能を説明した。Asprova SCMは一般的なSCMソフトウェアとは異なり、Asprova APS 生産スケジューラと同じモジュールを使い、ボトムアップで構築されたシステムである。通常のSCMソフトは、本社部門の意向で海外工場への需要をコントロールしようとする。在庫情報の精度や工場進捗の把握もままならない海外工場を対象にしても、その結果は火を見るよりも明らかである。

画像引用元:http://www.newsclip.be/article/img/2015/03/13/25043/10962.html

 

当社が提案するシステムはあくまで、工場の計画システムを確立した上で、より上位のSCMシステムにつなぐコンセプトである。ERPシステムとは異なり、SCMシステムはトップダウンのアプローチは適さない。特に運営が難しい海外工場を含めたシステム化の場合、ボトムアップアプローチの姿勢は崩せない。その点、比較的簡易に構築可能で、即効性のあるシステムとしては、Asprova SCPがある。

中国のように広大な国土をもつ市場もしくはタイのような市場であっても、自動車産業のように、時間単位の搬送運搬が不可欠な場合に、運搬時間・方法などをコスト面からもシミュレーションできる。また、同時に自社サプライヤに対して、JITの資材手配をすることも可能である。

画像引用元:http://www.newsclip.be/article/img/2015/03/13/25043/10963.html

 

セミナでも紹介したが、計画以上のPSIやマルチサイトMRP,供給分散などのシステム機能は、企業により大きく異なる。水平生産・垂直生産の違いだけでなく、メーカにあるのか?サプライヤーの立場か?コーポレート製品を生産しているのか?コンシューマか?など顧客事由に合わせてカスタマイズしなければならない分野と考えられる。当社製品開発の基本コンセプトは、1.同じモジュールを再利用し、顧客要件を実現する2.製品のエンジン部分は決してカスタマイズしない。3.顧客要件に合わせるのは、インターフェイスの開発のみ。これが、新しい時代、グローバル化の中でのシステムコンセプトとして有効であると信じる。

 

記事引用元:http://www.newsclip.be/article/2015/03/13/25043.html

 

2015年3月12日(木) 23時00分(タイ時間)

ASPROVA

担当:藤井(fujii@asprova.com)
ウェブサイト:www.asprova.com

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